井上尚哉選手の次にブレイクすると言われ3階級制覇を果たした中谷選手。
バンタムでもフレーム的にはかなり大きな体格です。
そこで適正階級はどこなのか?
何階級まで制覇できそうなのか分析してみました。
中谷選手の適正階級は?フェザー級?ライト級?
結論:中谷選手はフェザー級がベスト!!
中谷選手のスタイル
年齢26歳
身長 173センチ
リーチ 176センチ
スタイル サウスポーボクサースタイル
戦績 29勝22KO全勝
中谷さんサウスポースタイルでジャブを起点として試合を組み立てます。
右腕を前に出しチョンチョンと軽く手を出し相手との距離を測ります。
簡単に距離を詰めさせない。
詰めてきたらバックステップ。
とにかく距離の取り方が半端なくうまい。そんな印象です。
自分の射程圏内に入ってくると右フック、左ストレート、右アッパーなどパンチも多彩です。
接近戦も上手く、長いリーチを折りたたんでボディーやアッパーをガードの合間をねらってパンチを入れます。
相手が何もさせてもらえなくなり最後は左ストレートやカウンターで仕留められます。
比較対象はエマニエル・ナバレッテ
中谷選手と比べてみたいのはナバレッテ選手。
ナバレッテはスーパーバンタム級からスーパーフェザー級まで3階級制覇を果たしました。
中谷選手とはスタイルは違いますが体格(フレーム)は似ています。
身長170センチ、リーチ183センチ。
スーパーバンタム級では体格を生かしKOの山を築いていました。
ところがフェザー級、スーパーフェザー級と階級を上げるにつれ、KOも減少しています。
そしてライト級ではついにデニス・ベリンチクに判定負け。
6年ぶりの敗戦をしてしまいました。
スーパーバンタムでは大きな体格を生かしてKOしていても、次第にそのアドバンテージもなくなり今度は相手に体格差で押し込まれKOもできなくなります。
中谷選手もフライ級でタイトルを取りすでに3階級制覇しています。
体格もバンタム級では大きいほうなのでまだまだ大丈夫です。
ですが、この先体格のアドバンテージがなくなると次第に相手のパンチも強くなり、パンチにも耐える耐久力もましていきます。
現在も減量が厳しい中谷選手、体格的にも体力的にもベストはフェザー級が理想!!
次なるターゲットは?
バンタム級
- WBAバンタム級チャンピオン 堤聖也
- IBFバンタム級チャンピオン 西田凌佑
- WBOバンタム級チャンピオン 武居由樹
バンタム級を統一したいのならばこの日本人チャンピオンからタイトルを取らないといけません。
私はマッチメーク的には面白いのですが、他団体のチャンピオンは受けたくないのではと思っています。
実力的にも中谷選手が上回っており、やはり中谷選手が負ける姿は想像できません。
個人的には那須川天心との対決が見てみたいですが、まだ厳しいでしょうね!
スーパーバンタム級
4団体統一チャンピオン 井上尚哉
この階級にはモンスター井上尚哉がいます。
正直今の時点でこのチャンピオンに勝つのは厳しいです。
ただ井上尚哉を攻略できそうな唯一のチャンピオンが中谷選手だと思っています。
遠い距離からジャブでいなして左ストレートを入れる。
近づいたらアッパー、ボディーなど多彩パンチで対抗する。
そんな夢のような対決ですが、現実的には飛び級でフェザー級に挑戦したほうが現実的です。
フェザー級
- WBAチャンピオン ニック・ボール
- WBCチャンピオン レイ・バルガス
- IBFチャンピオン アンジェロ・レオ
- WBOチャンピオン ラファエル・エスピノサ
この中で狙い目だと思うのはレイ・バルガスです。
身長178センチ、リーチ182センチ。
36勝22KO1敗1分け。
中谷選手より体格は大きいですが階級を上げるにつれKO率も下がっています。
2019年に亀田和毅選手とも戦い判定勝ちしています。
パンチ力もなくスタイル的にも中谷選手なら攻略できます。
先にフェザー級でタイトルを獲得!!フェザー級で井上尚哉選手で対戦!!
中谷選手なら5階級、いや6階級は達成できるはず!!!
がんばれ!!