
物価高騰、住宅費の高騰、そしてライフスタイルの多様化により、「ジム泊(ジムで寝泊まり)」を検討する人が増えています。特に24時間営業のスポーツジムは、シャワーやトイレ、空調が整い、セキュリティも比較的しっかりしているため、「最終手段」として考える人もいるようです。
しかし、当然ながらスポーツジムは「宿泊施設」ではなく、グレーな行為でもあります。本記事では、ジム泊を検討している人向けに、現実的な対策やリスク、マナーについてまとめました。
1. 24時間ジムで寝泊まりする実情
利用されがちな理由
- シャワーや更衣室が自由に使える
- 空調が効いており夏・冬でも快適
- 監視カメラがあり比較的安全
- 電源・Wi-Fiを使えるジムも存在

これだけ環境が整っていれば、泊まりたくなるよね。
あとは布団があれば完璧だね!
実際の利用法(SNSなどの情報から)
- 深夜にジムへ入り、数時間だけ仮眠
- ストレッチエリアやマッサージチェアで「休息」
- トレーニングのふりをしながら居座る
「お仕事の都合で週に1回ぐらいは(自宅から離れた)ジムの近くで仕事をしている。ただ、ホテル取るのもちょっとめんどくさいと。たまたま自分はワールドジムの会員で、出張のときは朝まで過ごさせてもらっている」
引用元:Yahooニュース
2. 法的・モラル的な問題
- 会則違反になる可能性が高い
多くのジムでは「睡眠・宿泊行為の禁止」が明記されています。発覚すれば退会処分もありえます。 - 他の利用者への迷惑
寝転がる、荷物を広げる、長時間の占有などはクレームの原因になります。 - スタッフ不在時間帯のトラブル対応が難しい
深夜は無人のため、体調不良やトラブル時に誰も助けてくれないケースも。
やはり、同じように料金を払い、純粋に体を鍛えてたいと考えている方からすれば、泊まり込みはどうだろうと考えるのは当たり前で、迷惑行為でしょう!
3. ジム泊を「せざるを得ない」場合の対策
※これはあくまで緊急避難的な方法であり、長期的には適していません。おすすめはしません!
【対策1】周囲に溶け込む
- 寝るなら仮眠程度に抑える(1時間未満)
- パーソナルスペースを尊重し、混雑時間を避ける
- ジムウェア着用で「運動中」の雰囲気を保つ
【対策2】持ち物管理を徹底
- 貴重品は常に身に付ける
- ロッカーに長時間物を置かない
- 防犯対策グッズ(例:小型アラーム、財布チェーン)も活用
【対策3】利用ルールを必ず確認
- 事前に会則を読み込み、違反行為を避ける
- できればスタッフ在中の時間帯を把握して行動する
世間の反応は?
24時間営業のガソリンスタンドみたいに、「4:00〜翌3:50まで営業」といった微妙な閉店時間を作ってみてはどうかしら 真面目にトレーニングしたい人は調整してくれるだろうし、泊まり目的の人は一度起こされるので休まらない。人を雇わないといけないけど
ジムの無人での深夜営業は止めた方がいいのでは? 深夜バーベルに挟まれて呼吸ができずに亡くなった人がいましたが、 深夜時間帯はスタッフ含めて誰もいなくなる事があるから非常事態に なっても救助できない。
24時間ジムに通っています。 別件で問い合わせしたところ、スタッフが常に監視カメラの録画をチェックしており、違反者には電話などで通告しているようです。 改善が見られない場合は入館カードの利用停止もするそうです。 無人営業でも見られてますので念の為。
4. 代替案の検討を
「寝るための場所」としてジムを使うのは、あくまで最終手段。以下の代替案も検討してみてください。
- ネットカフェ(フリータイム利用)
- カプセルホテル(都市部なら1泊2000円台も)
- 知人宅への一時的な避難
- 地方自治体やNPOが提供する「一時宿泊支援制度」も要チェック
5. まとめ
24時間営業のスポーツジムは、一見すると快適な避難場所に見えるかもしれませんが、「あくまで運動施設」であり、長期的な生活拠点としては非常にリスクが高いです。
それでもどうしても一晩を過ごさなければならない…という状況であれば、ルールを守り、周囲に迷惑をかけず、最短で状況を改善できる方法を探すことが重要です。
会員さんのほとんどが、健康や体を鍛えるため入会されています。
その方の迷惑にならないよう、やはり寝泊まりはしないよう心掛けましょう!