最近スキマバイト(スポットワーク)が急速に広まっている。
その背景には少子高齢化がある。
慢性的な人材不足はこれからも続くことだろう。
継続的な雇用と短期的な働き方への企業の考え方も時代に対応しなければならないだろう。
そこでスポットワークについてしらべてみました。
スキマバイト好調の訳は!
「タイミー」「ショットワークス」「ワクラク」「シェアフル」の4サービスのアプリ登録者総数は、2019年末は約330万人だったが、今年9月時点で2000万人を突破した。
タイミーだけでも900万人突破している。
なぜここまで急速に登録者数が増えているのだろう。
少子化で人手不足の企業にとって、手軽に急に必要な人材が確保でき労務管理の経費が削減できる。
もしいい人材がいれば採用することも可能とメリットもある。
採用された内の20%以上が長期の仕事につながったとのデータも出ている。
働き手側としては気軽に応募でき、面接や履歴書などなくても働いて収入を得ることができる。
タイミーなどは立て替える形で即日払いを実現している。
隙間時間が比較的多い学生や長時間でなければ働ける子育ての主婦や高齢者など働きたい側のニーズにもマッチしている。
そんなに稼がなくてもいい、そこまで働きたくないという方たちには需要は多そうだ。
スキマバイトのメリット、デメリット
企業側のデメリット
手軽に働ける半面、その場限りの仕事であるため、難しい仕事はできずスキルはあまり必要とされない。
その時だけという気持ちもあり、人によっては良く働く人と働かない人の差がでそうだ。
面接もしないのでどんな人か来てみないとわからずやはり不安が募る。
悪い言い方だが扱いやすい人と難い人ができそうです。
人が入れ替わるたびに業務内容の説明や教育をしなくてはならず時間がかかる。
覚えるスピードも個人差がでそう。
連携が必要な仕事はある程度時間が必要なため隙間時間では難しそうです。
時間になっても仕事に来なかったり、時間に遅れてきた時の対応が困る。
経験不足でミスが起きやすく業務の質が安定しない。
企業側もメリットばかりとはいかないようです。
働き側のデメリット
気軽に働ける半面、デメリットもあります。
収入が安定しない。
時給が高い仕事は働き手が見つかりやすい為、応募しても働けない可能性も。
同じ場所で働き続けるのではないので特定のスキルが身に付きにくい。
なので専門的な知識は付きにくいでしょう。
いつも同じ仲間で働くわけではないので気使いで疲れる。
孤独感もあるかもしれません。
単純作業なのですぐに飽きてしまい、高度な作業したい方には厳しいかも。
仕事を見つけるため応募しなければいけない。
希望に見合った仕事がないかもしれない。
自分が働きたい時間や日時に仕事がないかもしれません。
早くから応募した場合当日の都合や体調で行けなくなることも。
社会保険や雇用保険などには入れず将来的には不安です。
やはり働き側にもデメリットがあるようですね。
スキマバイトの闇
隙間時間のバイトですが実際に行ってみると、仕事内容が思っていたのと違う。
時間より早く帰らされた。これはサービス業にありがちです。
思っていたより暇で仕事がないなど。
また企業側から突然キャンセルなどもあるようです。
予定をしていたのに困りますよね。
ペナルティーポイントと呼ばれるものがあり、仕事キャンセルした場合ペナルティーが科せられポイントがたまると一定期間仕事ができない。
企業側からするとキャンセルされると困るので仕組みとしてはいいと思う。
半面雇用される側としては急な用事が入ったり体調が悪い場合でもキャンセルしづらいですよね。
お金が支払われないなどのトラブルも発生しているようです。
しっかりと請負業者側、紹介側の企業に対応を求めましょう。
大きなスポットワーク紹介会社なら問題ないと思うが、最近闇バイトで犯罪に巻き込まれるということも多発。
最近では仕事に行ったら強盗の仕事で、身分証を提出したので断れなかったという事例も。
やはり非常な高額報酬。
連絡はSNSのみ。
仕事内容が明確ではない。
やはり時給が高いというだけで飛びつくのは危険です。
調査によるとz世代の約5%の方が闇バイトの勧誘を受けたことがあると回答している。
それだけ闇バイトも身近なものとなっている。
また闇バイトは、一度荷担すると脅迫などにより逮捕されるまで抜けられない。
ちゃんとどんな会社か仕事内容かしっかりと調べてから決めましょう。
まとめ
履歴書や面接もなく手軽に仕事をしてお金を稼ぎたい。
手軽に人材を集めたい。
企業側、働き手ともにメリット、デメリットがありまだ改善する余地はありそうです。
どうしても都合で就職できない方、スキマ時間がある学生や高齢者には良い仕組みかと思います。
ただ正規雇用ではないので保障や保険の問題や、トラブルに巻き込まれることも。
慎重に自分にあった仕事を選びながらバイトをしていきましょう。