九里亜蓮の経歴
九里亜蓮選手は1991年9月1日、鳥取県米子市に生まれました。
彼の野球人生は幼少期から始まり、小学3年生の時に父と共にアメリカに渡り、現地の硬式野球チームで内野手としてプレー。
この経験は彼にとって貴重なものであり、異文化の中での競技は彼の成長に大きく寄与したようです。
帰国後も野球への情熱は衰えず、彼はその後のキャリアに向けて着実にステップを踏んでいきました。
九里選手は岡山理科大学附属高等学校を卒業後、亜細亜大学に進学。
大学時代には東都大学リーグで19勝5敗、防御率1.60という素晴らしい成績を収め、チームのリーグ優勝や神宮大会優勝に大きく貢献しました。
彼の投球は多彩な変化球を駆使し、打者を翻弄するスタイルが特徴であり、大学時代からその才能は際立っていました。
2013年のドラフトで九里選手は広島東洋カープから2位指名を受け、プロ入り。
彼のプロ初年度は特に印象的で、開幕から一軍で活躍し、ルーキーイヤーに初勝利を挙げるなど、期待以上のパフォーマンスを見せました。
広島東洋カープでの九里選手は、通算71勝を挙げるなど、チームの重要な戦力として活躍しました。
特に2021年には13勝を挙げ、セ・リーグの最多勝を獲得するという偉業を成し遂げました。
彼の投球スタイルは多彩な変化球を駆使し、8年連続で100イニング以上に登板する安定感を誇ります。
九里選手が信頼される先発投手であることを証明しています。
九里投手の年度別成績
年度 | 登板 | 勝利 | 敗北 | 防御率 | 投球回 | 自責点 |
---|---|---|---|---|---|---|
2014 | 20 | 2 | 5 | 4.00 | 83.1 | 37 |
2015 | 7 | 0 | 1 | 4.50 | 16.0 | 8 |
2016 | 27 | 2 | 2 | 4.50 | 79.0 | 40 |
2017 | 35 | 9 | 5 | 3.64 | 116.1 | 47 |
2018 | 24 | 8 | 4 | 4.26 | 120.1 | 57 |
2019 | 27 | 8 | 8 | 3.51 | 118.0 | 46 |
2020 | 20 | 8 | 6 | 2.96 | 130.2 | 43 |
2021 (最多勝) | 25 | 13 | 9 | 3.81 | 149.0 | 63 |
2022 | 26 | 6 | 9 | 3.33 | 140.1 | 52 |
2023 (自己最多登板) | 26 | 8 | 8 | 2.53 | 174.1 | 49 |
2024 (現在) | 23 | 7 | 10 | 3.21 | 131.2 | 47 |
オリックス移籍の背景は?
九里亜蓮選手は、海外FA権を行使し、オリックスへの移籍を決断しました。
彼はメジャーリーグ移籍も視野に入れていたものの、最終的には国内移籍を選びました。
少し驚きましたが、メジャーに行くことに固執していなかったのでしょう。
九里選手は、国内球団も視野に入れていたと語っており、FA権行使の際にはメジャーからのオファーを待っていたものの、具体的なオファーがなかったのかもしれません。
広島カープの方針として、FA残留は基本的に認められておらず、過去には多くの選手が他球団に移籍しています。
九里選手もこの流れに沿った形で、広島を離れることとなりました。
広島からFA宣言した選手は、これまで全員が国内の他球団に移籍しており、九里選手もその一員となったのです。
FAした瞬間からカープを離れる覚悟をしていたのでしょう。
オリックスは、九里選手のFA動向にいち早く注目し、誠意を持って交渉を進めました。
特に、先発投手陣の強化が急務であったことが、彼の獲得に向けた動きの背景にあります。
九里選手は、広島での実績を持つタフな右腕であり、オリックスにとっては貴重な戦力となることが期待されています。
彼の加入により、先発ローテーションの層が厚くなることが見込まれ、チーム全体の競争力向上に寄与するでしょう。
移籍の影響と期待は?
オリックス・バファローズは、山本由伸投手のメジャー移籍に伴い先発陣が弱体、強化が急務となっていました。
九里亜蓮選手の加入は、先発ローテーションの厚みを増すことが期待されています。
九里選手は広島での実績を持ち、特に2021年には最多勝を挙げるなど、通算71勝を記録したタフネス右腕です。
このような経験豊富な投手の加入は、チーム全体の競争力を高める要因となるでしょう。
九里選手は広島での成功を背景に、オリックスファンから大きな期待を寄せられています。
特に、彼の安定した投球とイニングイーターとしての役割が注目されています。
九里選手の豊富な経験と実績は、オリックスの若手投手たちにとって貴重な学びの機会となるでしょう。
彼の存在は、若手選手たちにとってのロールモデルとなり、技術やメンタル面での成長を促す要因となると考えられています。
九里選手がチームに与える影響は、単に試合でのパフォーマンスにとどまらず、チーム全体の士気や成長にも寄与することとなるでしょう。
オリックスでの役割は?
九里亜蓮選手は、オリックス・バファローズの先発ローテーションにおいて重要な役割を果たすことが期待されています。
彼は過去5年間で20試合以上に先発し、安定した投球を見せてきました。
九里選手は、プロ入りからの豊富な経験を活かし、オリックスの勝利に貢献することが求められています。
彼はこれまでに64勝を挙げており、その実績から特に重要な試合での安定した投球が期待されています。
九里選手は、オリックスのチーム内でリーダーシップを発揮し、若手選手の模範となることが期待されています。
彼の経験と実績は、若手投手たちにとって貴重な学びの機会となるでしょう。九里選手の加入は、チーム全体の士気を高め、さらなる成長を促す要因となると考えられています。
引用元:trendsalad.com
背番号とその意味は?
九里亜蓮選手はオリックスに入団する際、背番号22を選びました。
この番号は彼にとって新たなスタートを象徴するものであり、プロ野球選手としての新たな挑戦を意味していると思われます。
九里選手がこの番号を選んだことは、彼の意気込みが表れています。
九里選手は広島東洋カープに在籍していた際、背番号12を着用していました。
この背番号は彼のキャリアの中で重要な役割を果たしてきましたが、オリックスに移籍することで新たな背番号22を選ぶことは、心機一転の意味合いを持っています。
新しいチームでの背番号選択は、彼の成長と変化を象徴するものでもあり、ファンにとっても新たな期待を抱かせる要因となっています。
背番号は選手にとって特別な意味を持つことが多く、九里選手にとっても新たな挑戦を象徴するものとなっています。背番号22は、彼がオリックスで果たす役割や期待を反映しており、チームの一員としての責任感を強く感じさせるものです。新たな環境での挑戦は、彼のキャリアにおいて重要な転機となることでしょう。
九里選手の移籍について
最後に九里の移籍についてカープファンの私の個人的感想ですが、FAの権利は選手としては当然の権利ですので移籍は仕方ないと感じています。
オリックスというチームに移籍するのは九里選手にとってもプラスになると思われます。
また年齢的にもリーダーシップをとり、若手のお手本となれる選手だと考えられます。
タフネスが売りですが技術的にも優れており、きっと安定した成績を残せることでしょう。
オリックスでの活躍を期待しています。